消費者豆知識vol.87
【絶対に目を離さないで!!浴槽用浮き輪で乳幼児の溺死も!】
これから暑くなってくると水の事故が増えてきます。乳幼児の浴槽での事故に限らず、海やプールでの子どもの事故に保護者は十分注意しましょう。
【浴槽用浮き輪とは】
浴槽にすっぽり入る大きさのほぼ四角い浮き輪の真ん中にパンツ型のシート部分がついており、そこに足を通して座った状態で浮くことができる浮き輪。
【相談事例】
- 風呂につま先が着くぐらい水を張り、浮き輪を浮かべて乗せた。30秒ほど目を離したすきに溺れた。表情がうつろになり救急車を要請。病院で肺炎の治療を1週間受け完治した。自分の不注意だと思い、メーカーに申し出等はしていなかった。
- 乳幼児用の座れる浮き輪を購入して海で使ったら、安定が悪くひっくり返り溺れそうになった。危険な商品なので情報提供したい。
【アドバイス】
- 現在、店頭では浴槽用浮き輪は販売されていないようであるが、ネットオークションやフリーマーケット、知人からもらうなど、個人間で譲ったり譲られたりする場合も考えられます。
- 安全を考慮すると使用は控えた方が良いが、どうしても使いたい場合は絶対に目を離してはいけないということに注意してください。
- 浴槽用浮き輪に限らず、足入れつき浮き輪の構造から生じる、転覆した場合に足が抜けず自力では起き上がれないという製品の構造上の危険性は浴槽用浮き輪と変わりません。
- 日本空気入ビニール製品工業組合では、プール・海水浴用の足入れつき浮き輪を浴槽で使用することは危険なのでしてはいけないとの注意喚起を行っています。
- 監視員がいるから、人の目があるからと安心せずに、いざというときには保護者が救助できる態勢でのみ使用するべきである。
[国民生活センターホームページより]
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