

豊前市は、福岡県の東南端に位置し、南に修験道の遺跡で知られる求菩提山、天然記念物「ツクシシャクナゲ」の群生する犬ヶ岳をひかえ、ここに源を発する岩岳川を中心に豊前平野が扇状に開け、北は波静かな周防灘に面しています。
明治22年4月市町村施行により築城郡角田村、上毛郡内に八屋町ほか8町村が設置されました。そして明治29年には、築城、上毛両郡が合併し築上郡となり、昭和30年4月には、八屋町、角田村、山田村、三毛門村、黒土村、千束村、横武村、合河村、岩屋村の9ヶ町村が合併して今日の豊前市の形がつくられました。発足当初の市の名称は、宇島市でしたが、同年4月14日には豊前市と名称を変更し今日にいたっています。
主要交通網としては、国道10号線およびJR日豊線によって構成される東九州ルートが通り、北九州とは北西45km、大分県中津市とは南東7kmの位置関係にあり、京築地域南部の中心都市として位置しています。経済的には北九州市と、市民生活や文化面では中津市と深い関係にあります。 気候は、瀬戸内海型気候区に属していますがそのも最西端に位置するために、日本海側気候との中間的な性格を持っています。年平均気温は15〜16℃(*1)、冬季でも5℃程度で日本海型気候と同じですが、年間降水量は1,600mm程度(*2)で最も少ない地域に属しています。
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周防灘から求菩提山・犬ヶ岳を望む |

豊前市は、海と山に囲まれた豊かな自然の恩恵と、祖先の残してくれた香り高い文化に恵まれて発展してきたまちです。
わたくしたちは、豊前市民であることに大きな誇りと自覚を持ち、市民こぞって住みよい郷土をつくることに願いをこめ、次の憲章を定めます。
・働く喜びをもち、暮らしを豊かにするまちをつくります。
・こどもに大きな夢をもたせ、老人をいたわる明るいまちをつくります。
・教育と文化を高め、広い視野を持つ、若さにみちたまちをつくります。
・しあわせと健康を守り、心合わせて、平和なまちをつくります。
・めぐまれた自然と優れた文化財をたいせつにし、美しい環境のまちをつくります。
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ぶぜんの「ぶ」を図案化して舞鶴型とし、将来の発展を象徴したもの、大きく羽ばたく様をイメージしています。
豊前市千束地区の故人 古家 功氏が考案しました。
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市の木「やまもも」 City Tree/Barbery
ヤマモモ科の常緑高木。
春に紅褐色の小花を扇状につけ、初夏に赤紫の美味しい実がなり、庭木のシンボルとして
市民に親しまれています。 |
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市の花「ツクシシャクナゲ」 City Flower/Rhododedron
ツツジ科の常緑低木。
葉は楕円形で厚く、光沢があります。初夏に淡紅色の花を開きます。 |
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豊前市人口と世帯数の推移
年 次 |
人口 |
世帯数 |
総 数 |
男 |
女 |
平成22年 |
27,031 |
12,564 |
14,467 |
10,095 |
平成17年 |
28,106 |
13,032 |
15,074 |
10,033 |
平成12年 |
29,133 |
13,613 |
15,520 |
10,045 |
平成 7年 |
29,716 |
13,871 |
15,845 |
9,660 |
平成 2年 |
31,089 |
14,506 |
16,583 |
9,418 |
昭和60年 |
31,985 |
14,992 |
16,993 |
9,464 |
昭和55年 |
31,701 |
14,876 |
16,825 |
8,958 |
昭和50年 |
31,220 |
14,625 |
16,595 |
8,679 |
昭和45年 |
32,049 |
14,972 |
17,077 |
8,294 |
昭和40年 |
32,659 |
15,330 |
17,329 |
7,990 |
昭和35年 |
34,818 |
16,476 |
18,342 |
7,772 |
昭和30年 |
37,936 |
18,328 |
19,608 |
7,715 |
参考資料:国勢調査
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本市の産業構造は、農業を取り巻く環境の変化、担い手の高齢化などにより基幹産業である農業をはじめ、第1次産業就業者数の減少が著しくなっていますが、福祉サービス業関連を中心として第3次産業就業者の割合は増加し、産業生産額ベースでも変化が見られます。
就業者数は、昭和60年の15,116人に対し、平成17年は12,565人と 2,551人減少しています。また、産業別就業構成を昭和60年と平成17年で比較すると第1次産業は2,866人から1,152人まで大きく減少しました。第2次産業は4,733人から3,947人と減少、第3次産業については、7,517人から7,466人と微減し、産業構造に変化が見られます。
豊前市年次別産業従事者数
年 次 |
総 数 |
第一次産業 |
第二次産業 |
第三次産業 |
平成17年 |
12,565 |
1,152 |
3,947 |
7,466 |
平成12年 |
13,296 |
1,353 |
4,424 |
7,519 |
平成 7年 |
14,100 |
1,834 |
4,889 |
7,377 |
平成 2年 |
14,607 |
2,293 |
4,999 |
7,315 |
昭和60年 |
15,116 |
2,866 |
4,733 |
7,517 |
昭和55年 |
15,287 |
3,049 |
4,732 |
7,506 |
昭和50年 |
15,406 |
4,020 |
4,583 |
6,803 |
昭和45年 |
17,042 |
6,110 |
4,132 |
6,800 |
昭和40年 |
16,030 |
6,778 |
3,188 |
6,064 |
昭和35年 |
15,893 |
7,232 |
2,923 |
5,738 |
昭和30年 |
16,424 |
8,616 |
2,553 |
5,255 |
参考資料:国勢調査
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