厳島神社の百手祭
(いつくしまじんじゃのももてさい)
■起源 不詳
■内容 百手祭では、しめ縄の張られたその小藪に神霊が宿るというヒモロギを立て、さらに藪の中ほどに「鬼」と墨書した的をかけ、それに向けて三度弓を引き矢を射ます。第一の矢は的の上一尺を、第二の矢は的の下一尺を、第三の矢は重ねた二枚の的を射抜きます。これを悪魔を払う「蟇目の法(ひきめのほう)」と呼びます。蟇目(引目)とは木製のやじりのことで、数個の穴があって、これを射るとき空気がその穴に触れて一種の音を発っすることにより、魔物を追い払うのだとされます。
なお、前年の祭の座で、翌年の当番を籤引きで定め、「当前(とうまえ)」と呼ばれる籤で当たった七人が、百手祭のいっさいを受け持って、奉仕するきまりです。
かつては、祭りの作法や出される食事の内容など、厳格に事細かく執り行われていましたが、今では簡略化されています。
■交通 車 豊前市内へは、東九州道「苅田北九州IC」から国道10号線で50分 大分道「日田IC」から国道210号線で70分
■文献
【奉納日程】
場     所 日   程 奉納時間帯
厳島神社 3月第一日曜
11:00〜
〒828-8501
豊前市大字吉木955番地
豊前市教育委員会
Tel.0979-82-1111