山田の感応楽
(やまだのかんのうがく)


■起源 天平13年(738) ※覚書文書
■内容 大富神社は宗像三女神、住吉三神、八幡大神、斎主神など十柱が合祀されていますが、この神社では、春の「神幸祭」、夏の「夏越祭」秋の「御供揃祭」と三つの大祭があり、中でも最も規模の大きいものが春の神幸祭で、この時に隔年おきに奉納されるのが「山田の感応楽」です。
感応楽は天地感応楽又は国楽とも呼ばれていますが、その起源は「覚書文書」に天平一三年(七三八)から二年間行った後に延宝五年(一六七七)まで中断し、その後、現在まで継続されているとあります。もともとは六月三〇日、七月一日の夏越祭で行われていましたが、明治一〇年頃からこの時期に行われるようになりました。その目的は五穀豊穣、雨乞い、天下泰平、国家長久の祈願であり、人事を尽くして及ばざる最後の手段として神の前に一念を捧げその年の豊作を祈願したといいます。
■交通 豊前市内へは、東九州道「苅田北九州IC」から国道10号線で50分 大分道「日田IC」から国道210号線で70分
大富神社へは、JR宇島駅下車、豊前市バス八屋バス停から櫛狩屋線で大富神社前下車(約20分)
■文献
【奉納日程】
場     所 日   程 奉納時間帯
大富神社 4月30日 11:40〜12:00
住吉御旅所 4月30日 17:30〜18:00
杉ヶ谷(水神社) 5月1日 7:30〜
上迫(稲荷神社) 5月1日 9:00〜
迫(大歳神社) 5月1日 9:50〜
西船入(蛭子社) 5月1日 10:40〜
広山(蛭子社) 5月1日 11:30〜
荻田(四公神社) 5月1日 12:20〜
荻田(貴船神社) 5月1日 14:00〜
湯越(天満神社) 5月1日 14:50〜
高野(高木神社) 5月1日 15:40〜
中組(大己貴神社) 5月1日 17:30〜
大富神社 5月1日 19:30〜
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