市長挨拶

豊前市長　釜井健介

昨年4月、スタートしました「豊前市バス」事業は無事、1周年を迎えることとなりました。市民の皆様のご支援とご協力の賜物と深く感謝申し上げる次第です。

別途資料にもございますように、豊前市バス事業は民間のバス会社の撤退に伴う市民の足の確保を目的にスタートしたものです。事業のスタートは「バス路線対策協議会」のご努力はもちろんのこと、市議会、シルバー人材センターより大変なご理解とご協力を頂戴してのものでしたが、お蔭様で1年間、期待に背くことのない事業展開となったことをご報告いたします。

人口3万人という小さな自治体である豊前市にとって、バスの自主運行は大きな挑戦でした。しかしながら、高齢者や子どもたちといった「交通弱者」の足を確保し、移動の自由を保障することは、規模の大小にかかわらず、自治体の責務であるということを理の根幹にすえ、事業を企画し、実現させました。

幸い、大きな財政負担をともなうこともなく、きめ細かなダイヤ編成のもとに運行を続けることができ、その選択の正しかったことをあらためて確認している次第です。今後、2年、3年と経験をつみ、さらに充実したサービスを展開してまいりたいと存じますので、なお一層のご支援とご協力を賜りますよう、あらためてお願い申し上げます。